1978年にボーカルの巻上公一を中心に結成。デビューから數年間のイメージでニュー?ウェーヴ?ロックやテクノポップ?バンドとして認知されているが、結成當初から演劇、フリーインプロヴィゼーション、民族音楽を取り入れたアプローチを続けていた。その後もジャズ、クラシック、雅楽など幅広い要素を取り込みながら活動を続け、現在はインプロヴィゼーションを演奏の根幹に取り込みながら、即興と作曲が共存するノンジャンルの音楽を志向している。メンバーの変遷を続け、體外的な活動も兼ねてはいるが、現役で活動している。
バンド名は山下康が武満徹の作品「ヒカ(悲歌、Hika)」からとって命名したものだが、メンバーは公の場では明言を避け、「鏡に映った唇がそうささやいた」(山下康)、「驚いた時に上げる叫び聲の造語」(巻上公一)などとコメントしている。
リズムボックス、メロトロン、シンセサイザー」等の電子楽器を使用していたこと、當時の流行などから「テクノポップ」としてジャンル分けされていたことに加えP-MODEL、プラスチックスと共に「テクノ御三家」の一つに數えられたこともあるが、3rdアルバム『うわさの人類』以降いわゆるテクノポップ的な雰囲気からは遠ざかって行く。ある時期以降の音楽性は奔放なインプロヴィゼーションと、巻上の獨特なヴォーカリゼーションを據えた楽曲の二本柱によって構成されるようになる。
メンバーそれぞれでジョン?ゾーン、イクエ?モリ、坂田明、ゲルニカ、立花ハジメ、デヴィッド?バーン、遠藤賢司、ケラリーノ?サンドロヴィッチ、大槻ケンヂ等と活動し、幅広い交流がある。1993年にはOVA『超時空世紀オーガス02』のOPテーマを擔當したことでも話題となった。 -